2010年4月4日日曜日

帰国報告


 長い間、ブログを更新できなかった。これもすべて、TOSHIBAのネットブックのキーボードが数ヶ月で壊れたせいだ。これで、日本で修理するのにお金を取られたら、二度とTOSHIBAの製品を買ってやらないことにしよう。

 ポルトガルを出てから最終報告会にいたるまでの過程を書きたいが、今日は時間がないので、私が無事、日本の実家までたどりつけたことだけを報告して終わりにしたいと思う。

 ちなみに、新しい携帯電話を買った。前の携帯に入っていた連絡先には、新しい携帯の連絡先についてメールを送ったが、一部もれがあるかもしれない。
 心あたりのある人は、出立時に送ったPCのメールアドレスに連絡をくれたら、対応する。

 色々なことがあったが、なんとかポルトガルで1年生きのびることができた。本当にいたらない私をささえてくれた多くの方々には心から感謝している。

 ここでしめてしまうと何なので、帰国報告会のことを書いてからきっちりお礼を書かせてもらおう。では、お楽しみに。

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2010年3月19日金曜日

研修終了


 今日、ポルトガルでの研修を終えた。

 今日は、最後ということで、朝の会議で話すことを求められ、ポルトガル人の5Sに対する強みを話し、研修を通して、多くのことを学べたと伝えた。

 いつも食後のコーヒーを飲んでいる、労働者組合のカフェでは労働者組合の帽子、シャツ、それにキーホルダーをもらった。組合に入っていないのに、カフェを組合員価格の25セントで飲ましてもらっていたのに。プラントマネージャーには会社のアズレージョとマウスパッドをもらった。
 仲良くしていた人(もちろん全員一回り年上)とはメールアドレスを交換し、掃除婦のかわいい娘と写真を撮った。もちろんベイジーニョも忘れない(ほおをあわせてキスのまねをするあいさつ)。

 会社では、かなり子供っぽく振舞っていたので、多くの人にかわいがってもらった。工場のため、一日にあいさつする相手は100人以上。名前をちゃんと覚えられた人はごくわずかだけれど、ほとんどの人と顔見知りになった。

 最初はなれなかった握手の挨拶も、工場内の全工程をうろうろしていたせいか、最後には会社の誰よりも一日に握手する回数が多かったのではないだろうか。

 インターンでは技術的な要素がほとんどなかったが、生産部門の行っている日々の仕事を知れた。プランニングの重要性や共有する仕事の簡素化の重要性を山ほどした失敗を通して学んだ。プラントマネージャーの論理的な問題解決法と従業員のメンタリティーへの配慮を彼の仕事を通して教えてもらった。

 色々な問題もあったが、企業研修で多くのことを学べたように思う。ポルトガルのよさ、日本のよさを知った自分が今後何ができるかが楽しみだ。

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2010年3月18日木曜日

ヴルカヌスの終わりに風邪をひく


 2月の終わりごろから睡眠時間が5時間の日があったりと、なかなかハードな日々を過ごしていた。仕事もあったが、どちらかというと、ためにならないことに時間を費やし、効率の悪い過ごし方をしていただけともいえる。

 ポルトガルのカフェ(エスプレッソコーヒーのこと)のおかげで仕事中に眠くなるということはほぼないのだが、さすがに体はごまかせきれなかったようだ。ここにきて風邪をひいた。せきがとまらず、死にそうな姿で仕事をやっている。

 明日がポルトガルでの企業研修最終日だ。風邪のウイルスを置き土産にすることになりそうだ。発つ日本人跡をにごす。。。

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2010年3月17日水曜日

ポルトガルから別送品を送る

 ポルトガルから別送品を送る場合、基本的には郵便局に行くことになるはずです。

 交易の絶対量が少ないのでしょうか。船便がなく、1キロあたり、20ユーロぐらいかかります。送るものの中身より送料のほうが高くなることがしばしば起こるほどです。

 ポルトガルから日本にものを送るときはご注意を。

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2010年3月14日日曜日

ポルトガルのマクドナルドポルトガルのマクドナルド


 経済の状況を測るインデックスはたくさんある。一風変わったものとして知られているのが、「ビッグマック指数」、あのマクドナルドの商品「ビックマック」の価格で各国の経済状況を見ようというものだ。マクドナルドの店舗が世界中にあることを考えれば、なかなか理にかなったものと言えよう。

 今日、ポルトガルのマックを観察してみたところ、ビックマック指数たしか4ユーロの後半だったと思う。以下のサイトから日本での値段を300円程度と見積もるとポルトガルでのビッグマックはなんと高いことか。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080502_mcd_price_hike/

 観察後に思ったことは、やはりマクドナルドはすごいということだ。アイス(?)にかけるチョコレートの量はノズル部分をプッシュ1回分。ポテトは専用のすくい器を使って意識せずに同量を袋に分配。ハンバーガーはカンバンらしきもので管理しているように見えた。スペースを有効活用するために、従業員の通路をせまくしながらも人が歩き回らないですむ配置にしてあった。

 ただでさえ、目立ってしまう日本人がマクドナルドの前で何も買わずに中をじろじろのぞいているのだから店員もさぞ気になっただろう。最終的には1ユーロでポテトを買ってかえったのでよしとしてもらおう。

 マクドナルドより美味しいハンバーガーを売ることはできても、マクドナルドより上手にハンバーガーを売るのは至難の業とはよく言ったものだ。

 ちなみにポルトガルのマックではカルド・ヴェルデというポルトガルの伝統的なスープが売られていた。日本でもそのうちみそ汁がマックで売られるかも。。。

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2010年3月10日水曜日

ポルトガルのマイナーさと経済の弱さ


 今日はウズラを入れたラーメンを食べた。ポルトガルの残りの食事をポルトガル料理らしからぬもので消化している。

 さて、来年のヴルカヌス生のメンバーを見たところ、今年派遣されていて、来年派遣されない国はポルトガルだけのようだ。かのスロヴェニアですら、連年での派遣が実現されたようだ。

 私がポルトガルに派遣される前にも1人だけ、何年か前(たしか8年前)に派遣されたようだが、ポルトガルは基本的に派遣されることのない国だ。

 ポルトガルはギリシャに負けないぐらい政府財政もよろしくないと聞く(ちゃんと調べてません)。日本に進出している企業も1社だけだとか(ちなみに、これはコルク会社なのだが、ポルトガルのコルクは世界一)。スロヴェニアよりはGDPが高かったはずだが、受け入れ企業が少ないのはうなずけなくもない。

 日本に帰国した後は東京で、次の派遣生を前に帰国報告をすることになっている。例年この報告会は次の派遣生が経験者である先輩から情報を引き出さそうと必死になるのだが、ポルトガル需要は0のようだ。

 休憩時間で私が暇になることは容易に予想できる。まー、観光目的の情報を聞きに来る人はいるかもしれないが。。。結論なし。少しボヤキ気味です。


 来年度の配属先研究室が決まったようだ。学部のときと同じ研究室になった。目標を高く持つことが要求される研究室なだけに自由奔放にいることは難しいだろう。若干ラテンのリズムに毒された私はやっていけるのだろうか?

 何にしても日本に帰ってからの生活も楽しみだ。

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2010年3月8日月曜日

ポルトガルで日本食体験


先日、スーパーでマグロが売られていたので、買って刺身にしてみた。味はなかなかいけたのだが、わさびがなかったので、いまいちものたりなかった。

奨学金のユーロ余りに乗じて、日本食レストランに行ってみた。レストランで使われている漢字が中国のものだったので、日本人がいないのはばればれだったが、バイキング形式の日本食ということで色々なメニューを試せた。


味はいまいちだったが、面白いものを色々と見ることができた。

基本の寿司は魚は悪くなかったが、シャリが硬くて無駄に腹にたまった。細切れの緑の物体がシャリにのったオオバという寿司ネタは恐くて、食べ物特攻隊長の私もさすがに注文できなかった。



ポルトガルでは餃子や春巻きも日本食らしい。せめて餃子は焼き餃子にしたら日本っぽいのに。。。



おそらくから揚げを作りたかったのだろう。チキンカツのソースなしには笑った。



揚げ寿司という独創性の高いものにはびっくりした。天むすのようで案外いける。ただ、サーモンの皮というなぞのネタは何をまねようとしたのだろうか???



店内ではお客さんに店員が日本食は初めてかを聞くことがあり、どうやって食べるかなども説明をしていた。確かにあのレストランならアトラクションを訪れる感覚で日本食を食べに行くのも悪くないのかもしれない。


今日は鹿肉を買ってきた。牛丼でなく、鹿丼にして食べようと思う。この面白い食事文化ともあと2週間でおわかれかー。

あっ、今、はがきと切手があまっているので、はがきを書いて欲しい人は住所をメールで教えてください。

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2010年3月6日土曜日

家族とポルトガル観光


 先日、家族がポルトガルを訪れた。リスボンやポルトはもちろん、私の家を見にアヴェイロまで訪れた。

 観光ガイドを務めながら感じたことは、ポルトガルを満喫するには英語だけでは大変だということだ。これは、おそらくポルトガルに限ったことではないだろう。

 ポルトガルで何が難しいかと言えば、レストランのメニューとカフェのメニューがわからないことだ。

 少々英語ができても、英語メニューに書かれている単語をどれだけの人が理解できるだろうか? 私も「あんこう(魚)」のポルトガル語は知っているが、英語は知らない。

 さらに、カフェではコーヒーを注文するのに苦労するはずだ。ポルトガルのコーヒーは容器が違うだけで名前が異なる。ラテやマキャートと注文して店員に通じるかは私は知らない。基本的にそのようなメニューはポルトガルのカフェにないからだ。ポルトガルのカフェのメニューについてはポルトガルのコーヒーを参考にして欲しい。

 話は少しそれるが、かのスターバックスもポルトガルではあまり成功していないように思われる。店舗を見かけることはきわめてまれである。会社の人ともそのことについて話をしたことがある。誰も高い値段を払ってスターバックスでコーヒーを飲まない。安くで美味しいコーヒーを飲めるポルトガルのカフェがあれば十分ではないかということだ。

 さて、話は戻るが、レストランをあまり知らなかったため、恐ろしくまずい料理も食べさせてしまったが家族には今回の観光を満足してもらえたようだ。今回のポルトガル観光を通して学んだことは、やはり現地の人の案内があった方が、より訪れた先の国を楽しめるということだ。先日、イギリスに行った際には知人にロンドンを案内をしてもらえ、その他の国を訪れたときよりもはるかに観光を堪能できたと感じた。

 さて、私のポルトガル生活も2週間を残すばかりになった。もう、私がポルトガルにいる間にポルトガルを訪れる人はいないだろう。今後は南蛮INFO-ポルトガル旅行・生活情報-を充実させて、より多くの人にポルトガルを楽しんでもらえるようにしたいと思う。

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2010年2月17日水曜日

ポルトガル人はトイレ前に落ちている


 朝起きたら、トイレ前に死体があった。よく見ると、フラットメートだった。顔色は真っ青で「えっ、まさか急死?」と思って、揺さぶってみること数回。立ち上がり、あたりをきょろきょろ、体をぶるっ。部屋にフラフラと戻っていった。

 その翌日から数日間顔を見なかったので、もしかして部屋で死んでいるのかとどきどきしていた今日この頃。台所で足のある彼と出会い、安心した。

 先日のことを聞いて見ると、彼はぜんぜん覚えていない。お酒を飲んでいたわけでもないのに。

 2月末にフラットから出て行くのだとか。これで私は一人になってしまう。少し寂しくも感じる。

 最終レポートがかなりやばい現状で、提出期限間近に家族がくる。うーん、やばいやばい。といいながら、ブログを書いたり、クリス・アンダーソンのフリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略を買ってしまったり…。



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2010年2月15日月曜日

アフィリエイトとは 後編

 さて、今回はアフィリエイトに関しての説明の後編だ。前編を読まれた方は現時点で、アフィリエイトを利用できるWEBサイトが用意されているはずだ。

 それでは、アフィリエイトサイトに登録しよう。まず、アダルト関係のページを持っているなら、アダルトサイトへの広告が許されているアフィリエイトサイトだけを使うようにしよう。アダルトサイトへの広告やリンクがある場合も基本的に同じなので注意が必要だ。

 その他、禁止事項等に触れそうにないサイト(アダルトな内容や犯罪を助長するものでもない限りは禁止事項に触れることはあまりない)なら、いくつかのサイトに登録しておくとよいだろう。1つのアフィリエイトサイトでは広告の種類やサービスが限られているためだ。

 申し込みに必要なものは、報酬の振込先の口座番号を知るために、通帳を用意するぐらいだろう。アフィリエイトはお金がかからないのが原則だからその他に特に必要になることはほぼない。

 以下、おすすめのサービスを紹介する。

 まずは、王道のGoogleのAdSense広告だ。クリックだけで収入が入り、ワンクリックでの利益が多いため、かならず設置しよう。サイトに関係する内容の広告が出るため、サイトにかけている内容の補完をしてくれ、サイトの価値が高まる効果も期待できる。

 次はアマゾンのアソシエイトだ。サイトを作っていると本の紹介はしばしば必要になる。本のイメージを自サイトに著作権に触れずにおけるのがうれしい。その他設置しておくだけで、毎回紹介する商品の変わるこうこくがあるなど、使い勝手が良いのでとりあえず申し込んでおこう。

 上記2サイトは有名なのと、普通にインターネットを利用するだけでも、目にしやすいことからだいたいの仕組みや利点がわかってもらえるだろう。

 A8.net
は私のアフィリエイトサイトの中でも核をなすものだ。広告数が多いのがまず大きな利点だ。さらに、商品への直接リンクが作りやすいのもよい。大手であるため、普通にアフィリエイトをやっている人ならまず申し込んでいるアフィリエイトサイトだ。

 バリューコマースも有名どころだ。表示するたびに自分の指定した広告の範囲内でランダムに表示してくれる機能はサイトのメンテナンスの手間をだいぶ減らしてくれる。若干表示させるのに時間がかかるものが多いのは難点だが、それ以外の点は申し分ないので、ぜひ利用してほしい。アダルト広告もある。

 電脳卸は基本的に商材を置くために利用できる。成果の還元率が高いのがかなりの魅力だ。インターネットでこそ売れそうなちょっと変わったものが多いので、うまくはまれば大金がかせげるはずだ。その他ユニークなサービスがある。
 

 今回はかなり簡単に説明したが、だいたいの流れはわかってもらえただろうか? 記事内ではわかりやすくするため正確な用語を使わなかったところがしばしばある。実際の申し込みでは混乱しないで、申し込み先の表記に従って欲しい。

 アフィリエイトはほぼ誰にでもできる。今日からでもぜひ初めて欲しい。

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2010年2月14日日曜日

アフィリエイトとは 前編

最近では特別な知識がなくともブログを気楽に作れるようになったため、自分のサイトを持っている人は常に増加しているように感じられる。ブログを持っていると、アフィリエイトという言葉を一度は聞いたことがあるはずだ。広告を貼っておくだけでちょっとしたお小遣い稼ぎができ、人気のあるサイトだとそれなりの副収入になるともいう。

私も当ブログやその他の手持ちのサイトをアフィリエイトに登録することで、多くはないがいくらかの収入を得ている。

ブログに広告を貼るだけで、お金稼ぎのできるアフィリエイトがいくら魅力的だと思っても、多くの人にはまだまだ複雑に見えて、敷居が高いようだ。しかし、実際にはHTMLの知識がほとんどなくとも、アフィリエイトサイトで生成してくれるHTMLをコピーして貼るだけでサイトが出来上がることを考えると、誰でも簡単にできるものだ。

友人に頼まれたこともあって、簡単な説明を行おうと思う。前編ではアフィリエイトの広告を貼るのに注意しなければならないレンタルサーバーの規約などについても紹介しながら、サイトの開き方を、後編ではアフィリエイトサイトを紹介しながら具体的な方法を紹介する。


アフィリエイトで広告を貼ってお金を稼ぐには、自分のホームページやブログが必要だ。ある程度内容がないと最初の審査を通らないことがあるので、アフィリエイトサイトに申し込む前にホームページなら3ページ以上、ブログなら3記事以上は書いておくと良いだろう。

ここですでにブログやホームページを持っている人に注意してもらいたいのが、あなたの利用しているサービスがアフィリエイトを禁止しているかどうかだ。基本的に各サービスのヘルプを見れば、禁止しているかどうかがわかるので確認して欲しい。

まだ、何もサイトを持っていないなら、まずはブログやWEBサイトを開く必要がある。多くの人はWEBサイトを開くにはレンタルサーバーという、WEBサイトを開くための場所を誰かから借りなければならない。私が利用しているサービスは、ロリポップ!
というレンタルサーバーだ。かなり安いレンタルサーバーである。ロリポップ!
は有料のサーバーだが、無料のサーバーも多く存在する。無料のものはアフィリエイトを禁止している場合がしばしばあるのでチェックが必要だ。

さらに、ドメインというサイト独自のURL名(dokugaya.com)も私は取得している。このドメインというものは絶対に取得しなければならないものではないが、今のレンタルサーバーが嫌になって、他のレンタルサーバーに代えたくなったときに移行しやすくなるためだ。ドメインの取得は基本的にすべて有料だ。私はムームードメイン
というロリポップと同じ系列のサービスを利用している。安い点が何より魅力的だ。

現に新しくなったロリポップ!
のブログサービスが以前のものよりサービスが落ちたとかんじられるため、移行を考えている。

ちなみに、アダルト系の広告を貼りたい場合は、レンタルサーバーがかなり限られてしまうので、レンタルサーバー選びにはかなり慎重になって欲しい。

後編に続く

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2010年2月11日木曜日

大学院への進学


 人生は塞翁が馬。何が起こるかわからないという。単なる海外旅行にすら一昨年まで行ったことがなかったのに、今では当たり前のようにポルトガルで生活をしている。

 さて、ポルトガルでの研修だけでは飽き足らず、大学提供のドイツでの2ヶ月間のインターンシッププログラムに参加しようと動きはじめた。同じヨーロッパの国でもポルトガルとドイツは大きく異なるはずだ。この機会を逃すわけにはいかない。

 ポルトガルで生活しているうちに、大学の研究や授業などどうでもよいというように感じるようになっていたのだが、先日、大学から送ってもらった研究内容のリストやシラバスを見ていると大学生活が楽しみにもなっている。専門科目よりもリーダーシップ論のような科目により目が行くようになっているのは変化と言えるかもしれないが。

 と、そんなことを言いながらも、大学を退学してポルトガルでビジネス始めてみても面白いかと考えてしまう。生活面の資金繰りや
失敗後のリカバリーを考えると色々と不安があるが。

 よく考えて見ると塞翁が馬というよりは、気が変わりやすいだけともいえるかもしれない。明日は何を考えているのだろうか。ファイナルレポートと仕事の山にあせりを覚えているのは間違いないだろうが。

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2010年2月3日水曜日

新しい人事関係のお仕事


 1月になってプロジェクトを始めたことも驚きだが、ここにきて、さらに今日新しい仕事が降ってきた。忙しいときにこそ仕事を頼まれるというのはマーフィーの法則にあるに違いない。なければ加えるべきだ。

 新しい仕事というのは、プラントマネージャ直々のお達しで、若干人事もからむ仕事だ。色々な部門との会話が必要そうな仕事で私が最も苦手とするタイプの仕事だ(ポルトガル語だから)。プロジェクトの原因分析にちんたら時間をかけるのをやめ、自分の持つリソースをどこに使うかの選択と集中を行う必要がありそうだ。

 今日、私が前から提案していた新しい生産量の観測方法が一部の地域で試行された。順調に行けば、他の地域でも行われるようになるはずだ。さらに、上司と生産方法の問題点を議論した。修正を加えられるだろうが、私の改善案が通るのではないかとにらんでいる。といっても、いくつかの改善を先に行う必要があり、その計画を立てるのは誰になるのだろうか。プロジェクトの関係からもやっぱり私か…。

 ファイナルレポートは就業時間中に書いてもいいことになっているが、それどころか仕事だけで残業気味の私は普通? 異常? 楽しんでいるのでどっちでも良いが。


 ちなみに、週末はジュネーブの湖畔に行く。スイスはおそらくポルトガルとかなり雰囲気の違う国だろう。楽しみだ。

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ポルトガル人の健康が心配です


 前回、フラットメートがトイレ前で倒れていたことについて書いた。

 先日、カフェでコーヒーを飲みながら本を読んでいると、後ろで大きな音が鳴った。振り返って見ると、おばあちゃんがいすからずり落ちて、倒れている。どうやら、急に意識がなくなったようだ。といっても、すぐに意識を取り戻し、救急車を呼ぶことになったが、重大なことにはならなかったようだ。

 そして、会社の人の親戚が30代の若さで突然死したという話を今朝聞いた。

 ポルトガル人の死亡原因の第一位は突然死らしい。分類法がやや不明だが、急に亡くなる方が多いのは確かなようだ。

 ポルトガルの食事はカロリーが多く、間食も食べる。さらに、砂糖をお菓子にたくさん使うのも健康には良くなさそうだ。

 そんなポルトガル料理と今晩食べたインスタントラーメンではどちらが体に良いかわからないが、何にしても体には気を配る必要がありそうだ。

 今さらになって、体重計を買った。運動量と体重のデータを記録してみることにする。ちなみに、ポルトガルの食生活で体重が増えたかと思ったが、増えていなかった。うーん、毎日の自転車通勤の力だろうか?

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2010年2月2日火曜日

ロンドンでドラゴンボール改を見る的旅行


ロンドン1
有名な2階建てバス

 1/22から1/25にかけてロンドン旅行をしてきた。目的はじょみー夫妻に会いに行くことだった。このブログでも最近よくでてくるじょみーさんに関してはSecond Stage in Londonを見てほしい。私のレポート書く嫌さから殴り書きしている文章と違って、面白みのあるブログだ。

 目的がじょみー夫妻に会うことだったと言っても、ロンドン観光をしなかったわけではない。事前調査不足ということもあり、夫妻に付き合ってもらいながら有名どころをいくつか回って見ることにした。もちろん夫妻独自のチョイスで連れていってもらったところもかなり楽しかったのだが、名前のわからないところが多く、調べるのが面倒なので秘密にしておくこととする。

 有名どころというのは、かの強奪の歴史とともにあることで有名な大英博物館を含む。広大な博物館内に世界中から集めた収集品がぎっしりと置かれていた。この博物館が入場料なし(寄付はつのっている)で運営されているのだから驚きだ。

 大英図書館もマグナカルタを見られたことで満足できた。しかし、より印象に残っているのは、マグナカルタに関する政治的な話を日本語で説明していたじょみーさんの旦那さんのすごさだ。あなたは英語で日本国憲法のできた経緯を話せますか?

 個人的にかなり楽しめたのは自然史博物館だ。歴史的素養が少ない私でも楽しめるという素人向きの楽しい博物館だ。正面ホールにある恐竜の化石(レプリカかな?)はなんともイギリスの博物館のイメージにぴったりで、イギリス来た気にさせる。

ロンドン2
 1枚の写真におさめようと苦労していた人がいる中でてきとーに撮影


 楽しみにしていた健康の大敵フィッシュアンドチップスは案外普通のもので、ボリューム満点のポルトガル料理になれて、フィッシュアンドチップスが普通に感じること自体が危険であることを認識した。フィッシュアンドチップスを体験できたのもよかったが、、じょみー夫妻に連れていってもらったカレー料理やベルギー料理のお店、イングリッシュパブも一人では経験できなかったものなので、心に残っている。しかし、何より、今も思い出されてしまうのが、じょみーさんに作っていただいたわさび醤油で味付けされたアヴォカドとエビのサラダだ。あれは、うまかった。。。わさびの味にサウダージを覚える。

 夜には3人でドラゴンボール改を見ながらアニメ談義に盛り上がった。じょみーさんの旦那さんはかなりの日本アニメファンで、アニメ関係に関しては私よりも知識が豊富だ。個人的にうれしかったのは彼が十二国記のセリフの良さをほめていたことだ。十二国記に出てくるセリフは私の人生の模範とするものだけに、たとえ、ポルトガル人が龍安寺の石庭のあじを解せなくとも、洋子のいうセリフに共感を感じてさえくれれば、私はすべてのポルトガル人を愛せるだろう。


 じょみーさん、旦那さんを最後のオチに使ってしまいました。かわりにあやまっておいてもらえますかw

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2010年2月1日月曜日

ポーランド人去る


 さて、今しばらくロンドン旅行のことはおいておいて、タイムリーな話を1つ。

 一緒に住んでいたポーランド人二人が私のフラットから去りった。一人はポーランドにフィアンセと帰国し、もう一人は近所のもう少しやすいアパートに引っ越してしまった。

 一日10時間以上働いたあとにレポートを書いている現状でも、最後ということで先日台所でワインを一緒にで飲むことにした。といっても、彼らはすでにだいぶ出来上がった状態から始まり、足元フラフラ、ポーランド人のフィアンセはキスを迫る勢いで顔近づけて話してくるし、酒によったフラットメイトはなぜか「ファッ○」という単語を連発して何を言っているのか聞き取れない。ちなみにポーランド語で「クルバー」がスラングであるということだけは、彼らの話を聞いていて間違いはないと確信している。

 ひょんなことからドイツが第二次世界大戦でポーランド人を虐殺したのに、今ではポーランドより豊かだというのは不公平だと言う話になった。お酒に酔っていたせいか、理論だって話はされていなかったが、おおよそそんなところだった。

 彼らの一人が日本人の私にはポーランド人がどれだけ大変な思いをしたのかはわからず、ポーランド人にしかわからないと言っていた。

 これは私にとって面白いことだった。なぜなら、私は日本人で広島にも住んでいたが、原爆の被害者の気持ちを理解できたと思ったことはないし、拉致被害者の気持ちもわからない。国籍が同じだからといって、他人が受けた被害を自分があたかも被害を受けたかのように言っていた彼らに驚いた。これが日本にはあまりないという愛国教育の結果なのだろうか。

 そうは言っても、日本の製品はすばらしい、生産管理手法の多くは日本のオリジナルですごい、と言われるたびに誇らしく思う自分はやはり日本にこだわりがないと言いつつ、愛国心を持つ一人の日本人だと思うが。

 酒によっては深夜に大声で叫び、ショッピングセンターの鉢植え(大きい)や道路に置いてある進入防止柵(これも大きい)を持ってかえってきた年上の少年達がいなくなると寂しくも感じてしまう。

 あぁー、ファイナルレポートはポルトガル語で30ページほどの文章を書く必要があり、ブログなんて書いている余裕はこれっぽっちもないはずなのに。。。

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2010年1月28日木曜日

プロジェクト始まる

 ありえない。なんとここにきてプロジェクトを立ち上げることになってしまった。

 ポルトガルでの研修が残り2ヶ月をきった今になって、まさかのプロジェクト立ち上げは予想できなかった。しかも、ファイナルレポートは3月の上旬締め切りだ。プロジェクトは、今までの改善活動の延長線上にあるが、今度はちゃんと分析ツールを使って、原因特定などをロジカルに示す必要がある。

 会社で使っている分析ツールを説明してもらった。説明者はイタリア人だった。ポルトガル語も英語も話せない相手で、なんとイタリア語で説明を受けた。まさか研修中にイタリア語まで必要になるとは思いもしなかった。イタリア語は書いてもらえばなんとなくわかるが、聞き取るのはほぼ不可能に近い。途中から英語を話す人にバトンタッチしたが、それでもイタリア訛りのために聞き取るのは難しかった。

 とは言っても、さほど困難なく分析手法を理解できた。なぜなら、説明されたすべての分析ツールを元より知っていたため、彼らが何を言いたいのか予想することが可能だったからだ。いつも思うことだが、知恵だけでなく、知識もやはり重要だ。

 具体的なツールのフォーマットを利用しつつ、なんとかプロジェクトに取り掛かりはじめたが、果たして3月までに終わるのだろうか? ますます忙しくなる毎日となることは間違いない。




 先日、ロンドンに行った。とても楽しい思い出になったので、そのことについてはマンスリーレポートを終えて、時間ができたときにしっかりと書きたいと思う。

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2010年1月5日火曜日

ポルトガルに来てなれたこと

ポルトガルに来てからなれたことが2つある。

1つは、海外への旅行すらも勢いだけでいいかげんに決めることだ。おそらくこれは、夏のバカンスでクロアチア、スロヴェニア、ハンガリー、スロバキア、オーストリアを宿も取らず、行き方もきちんと調べずに放浪するように旅行したことで、行ってからでもなんとかなるだろう、という度胸がついたせいだろう(といっても、地球の歩き方を持っており、基本的に有名な都市を回っていただけだからさほど危険なものでもなかったが)。

先ほども航空券が安いということで22日からロンドンに旅行する予定を立てたところだ。サービスが悪いと言っても、やはりライアンエアの破格の航空運賃は魅力的だ。

ついでだが、昨日までポルト、ダブリン間にライアンエアの便があると思っていた。実はライアンエアだけでなく、他の航空会社でも直通便はないようだ。ダブリンを訪れる気まんまんだっただけにこれはショックだった。


さて、話は戻って2つめのなれたことだ。それは、ボールペンでものを書くことだ。今ではほとんどシャーペンや鉛筆を使うことはない。ヨーロッパの人はもとよりシャーペンよりもボールペンを好むようで、私もそのまねをしていたらシャーペンよりはっきりうつるボールペンの良さに気づいた。

シャーペンの利点は消して書きなおせることだが、そもそもノートにものを書くときに字を消す必要などない。二重線で消し書き直せばよいのだ。

無理に他人に勧めるつもりもないが、ボールペンのよさを振り返ってみることをすすめる。

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2010年1月3日日曜日

じょみーさんとヴルカヌス・イン・ジャパンの旦那さん


 今日はヴルカヌス・イン・ジャパンプログラムに参加したポルトガル人の旦那さんを持つじょみーさんがわざわざ私に会いに、旦那さんとアヴェイロを訪れてくださいました。じょみーさん達はイギリス在住なのですが、年末ということで旦那さんの実家に滞在されているそうです。車で1時間以上離れている町からお越しいただいたにも関わらず、特におもてなしもせず恐縮でした。

 同じヴルカヌスのプログラムに参加したポルトガル人であるというだけでなく、旦那さんは日本のアニメが大好きということで、同じくアニメ好きな私には会う前から非常に興味がありました。

 旦那さんは日本語が堪能でしたので、3人では日本語で話すことにしました。どうやら日本語はアニメで勉強したようで、日本アニメの影響力の強さに驚かされます。

 さて、すばらしい出会いを無駄にしないように学んだことをいくつか記録しておきます。


 どうやらポルトガル人から見ても、日本の社会は出るくいを打つ社会であり、改善は得意だが、イノベーションを必要とする分野ではアイデアを拾い上げにくい構造があるようだ。

 日本の横並び社会だからこそできる、まわりに自分のアイデアの欠点を指摘してもいながらアイデアを練り上げていくという構造は、ヨーロッパの競争社会では行いにくく、日本の美点ともいえる。

 ヴルカヌスのプログラムは人によって経験するものは大きく異なる。

 日本人はやっぱりまじめできっちりしている。

 日本の大学生が勉強をしないのはやはりショックだったらしい。

 ヨーロッパの女性より日本の女性の方が概してドライかもしれない。

 日本のアニメは偉大だ。

 語学の習得にはやはり彼女(彼氏)が大切なようだ。


 今日、色々と話したことは残りの3ヶ月間を過ごす上での良い参考になりました。旦那さんと引き合わせてくださったじょみーさんには感謝です。

 今日知ったじょみーさんのことについて書くと若干プライベートなことを書くことになるかもしれないのでやめさせてもらいます。

 じょみーさんのブログは面白いのでそちらで人となりを知っていただければ幸いです。

 じょみーさんのブログ ⇒ Second Stage in London(ポルトガル人の旦那とはじめての海外生活)

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2010年1月2日土曜日

年越しと食糧不足


 ついに2010年になりましたね。今年も33Qのブログをよろしくお願いいたします。

 さて、年末はマドリッドに行っていた私ですが、年越しはポルトガルに帰ってきてアヴェイロにいました。リスボンで友人と年越しパーティーの可能性もあったのですが、年末からの咳が長引いていておとなしく一人アヴェイロに帰りました。

 さすがに家にいたのでは寂しすぎるので、町の広場に出かけて見るとブラジル系のバンドが年越しライブをやっていました。年越しの瞬間になると近隣の住人もぞろぞろと集まってきました。

 年越しと同時に花火があがり、シャンパンシャワーなどそれなりに盛り上がっていたのですが、どうも気分は2009年に取り残されています。やっぱりあの「ゴーン、ゴーン」という除夜の鐘の音がないと年が明けた気がしません。毎年お節作りの手伝いをしているのですが、あの作る行為も年末の気分を盛り上げていた気がします。もちろんお節もありませんし。。。失って気づくその大切さとはこのことを言うのですね。

 しかも、ポルトガルの1月1日は日本人よりもみんながちゃんと仕事を休みます。スーパーが開いておらず、しかも年末に旅行に行っていたため冷蔵庫を空にしており、ジャガイモとたまねぎ、それに冷凍庫にあったわずかなお肉ぐらいしかありません。仕方がないので、お昼ごはんは1月1日にもあいているピザハットで食べることにしました。(もう1つの選択肢はマクドナルドだったw)

 ちなみに冷蔵庫が空といっても、私の食糧が空だというだけで、とっくの昔に実家に帰ったり、バカンスに行っているはずのフラットメイトの腐っていそうな食糧は冷蔵庫の中にたくさんありますw

 そんな悲惨気味な年始ですが、1つうれしかったことがあります。それは、年越しに町の広場にいると一人の日本人に会い、その方が私のブログを知っていました。ちょっとしたお年玉的な気分です。

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2010年1月1日金曜日

年末はマドリッド


 年末はマドリッドに遊びに行ってました。たまたまヴルカヌスのほかのメンバーもいたので彼女たちと少しの間だけですが、一緒に過ごすことができました。

 マドリッドではプラド美術館等を訪れたのはもちろん、トレドやセゴビアなどの近郊の町にも観光に行きました。天候はあいにくの雨でしたが、美しいものを多く見れたので満足できました。

 特にトレドは友人と訪れたので楽しかったです。やっぱり旅行は一人でするより複数人でするべきですね。久しぶりに生の関西弁でやりとりをしました。

とれど

 セゴビアは一人で訪ねました。マドリッドからはバスで1時間半と程度かかるのですが、行く価値ありです。セコビア自体が美しい町なのですが、おすすめはお城です。何でもディズニーの「白雪姫」のお城のモデルになったのだとか。

セゴビア

 マドリッドには有名な絵画を所蔵している美術館が多く、美術の教科書にでてきた絵画を見ることができました。絵心のない私もあれだけ絵があればそれなりに楽しめました。

 帰りはマドリッドからリスボンへ向かう夜行列車に乗りました。たまたまダブルブッキングに出会い、なんと座席の切符だったのですが、ベッドで寝ることができました。年末最後のラッキーでした。

 ポルトガル語を習ってよかったと思うのは、スペインを訪れてもぜんぜん困らないことです。なんとなく何を言っているのかわかりますし、いいたいことは伝えられます。普通にそこらへんの大衆食堂を訪れても問題になりません。

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