2010年2月1日月曜日

ポーランド人去る


 さて、今しばらくロンドン旅行のことはおいておいて、タイムリーな話を1つ。

 一緒に住んでいたポーランド人二人が私のフラットから去りった。一人はポーランドにフィアンセと帰国し、もう一人は近所のもう少しやすいアパートに引っ越してしまった。

 一日10時間以上働いたあとにレポートを書いている現状でも、最後ということで先日台所でワインを一緒にで飲むことにした。といっても、彼らはすでにだいぶ出来上がった状態から始まり、足元フラフラ、ポーランド人のフィアンセはキスを迫る勢いで顔近づけて話してくるし、酒によったフラットメイトはなぜか「ファッ○」という単語を連発して何を言っているのか聞き取れない。ちなみにポーランド語で「クルバー」がスラングであるということだけは、彼らの話を聞いていて間違いはないと確信している。

 ひょんなことからドイツが第二次世界大戦でポーランド人を虐殺したのに、今ではポーランドより豊かだというのは不公平だと言う話になった。お酒に酔っていたせいか、理論だって話はされていなかったが、おおよそそんなところだった。

 彼らの一人が日本人の私にはポーランド人がどれだけ大変な思いをしたのかはわからず、ポーランド人にしかわからないと言っていた。

 これは私にとって面白いことだった。なぜなら、私は日本人で広島にも住んでいたが、原爆の被害者の気持ちを理解できたと思ったことはないし、拉致被害者の気持ちもわからない。国籍が同じだからといって、他人が受けた被害を自分があたかも被害を受けたかのように言っていた彼らに驚いた。これが日本にはあまりないという愛国教育の結果なのだろうか。

 そうは言っても、日本の製品はすばらしい、生産管理手法の多くは日本のオリジナルですごい、と言われるたびに誇らしく思う自分はやはり日本にこだわりがないと言いつつ、愛国心を持つ一人の日本人だと思うが。

 酒によっては深夜に大声で叫び、ショッピングセンターの鉢植え(大きい)や道路に置いてある進入防止柵(これも大きい)を持ってかえってきた年上の少年達がいなくなると寂しくも感じてしまう。

 あぁー、ファイナルレポートはポルトガル語で30ページほどの文章を書く必要があり、ブログなんて書いている余裕はこれっぽっちもないはずなのに。。。

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