2010年1月28日木曜日

プロジェクト始まる

 ありえない。なんとここにきてプロジェクトを立ち上げることになってしまった。

 ポルトガルでの研修が残り2ヶ月をきった今になって、まさかのプロジェクト立ち上げは予想できなかった。しかも、ファイナルレポートは3月の上旬締め切りだ。プロジェクトは、今までの改善活動の延長線上にあるが、今度はちゃんと分析ツールを使って、原因特定などをロジカルに示す必要がある。

 会社で使っている分析ツールを説明してもらった。説明者はイタリア人だった。ポルトガル語も英語も話せない相手で、なんとイタリア語で説明を受けた。まさか研修中にイタリア語まで必要になるとは思いもしなかった。イタリア語は書いてもらえばなんとなくわかるが、聞き取るのはほぼ不可能に近い。途中から英語を話す人にバトンタッチしたが、それでもイタリア訛りのために聞き取るのは難しかった。

 とは言っても、さほど困難なく分析手法を理解できた。なぜなら、説明されたすべての分析ツールを元より知っていたため、彼らが何を言いたいのか予想することが可能だったからだ。いつも思うことだが、知恵だけでなく、知識もやはり重要だ。

 具体的なツールのフォーマットを利用しつつ、なんとかプロジェクトに取り掛かりはじめたが、果たして3月までに終わるのだろうか? ますます忙しくなる毎日となることは間違いない。




 先日、ロンドンに行った。とても楽しい思い出になったので、そのことについてはマンスリーレポートを終えて、時間ができたときにしっかりと書きたいと思う。

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2010年1月5日火曜日

ポルトガルに来てなれたこと

ポルトガルに来てからなれたことが2つある。

1つは、海外への旅行すらも勢いだけでいいかげんに決めることだ。おそらくこれは、夏のバカンスでクロアチア、スロヴェニア、ハンガリー、スロバキア、オーストリアを宿も取らず、行き方もきちんと調べずに放浪するように旅行したことで、行ってからでもなんとかなるだろう、という度胸がついたせいだろう(といっても、地球の歩き方を持っており、基本的に有名な都市を回っていただけだからさほど危険なものでもなかったが)。

先ほども航空券が安いということで22日からロンドンに旅行する予定を立てたところだ。サービスが悪いと言っても、やはりライアンエアの破格の航空運賃は魅力的だ。

ついでだが、昨日までポルト、ダブリン間にライアンエアの便があると思っていた。実はライアンエアだけでなく、他の航空会社でも直通便はないようだ。ダブリンを訪れる気まんまんだっただけにこれはショックだった。


さて、話は戻って2つめのなれたことだ。それは、ボールペンでものを書くことだ。今ではほとんどシャーペンや鉛筆を使うことはない。ヨーロッパの人はもとよりシャーペンよりもボールペンを好むようで、私もそのまねをしていたらシャーペンよりはっきりうつるボールペンの良さに気づいた。

シャーペンの利点は消して書きなおせることだが、そもそもノートにものを書くときに字を消す必要などない。二重線で消し書き直せばよいのだ。

無理に他人に勧めるつもりもないが、ボールペンのよさを振り返ってみることをすすめる。

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2010年1月3日日曜日

じょみーさんとヴルカヌス・イン・ジャパンの旦那さん


 今日はヴルカヌス・イン・ジャパンプログラムに参加したポルトガル人の旦那さんを持つじょみーさんがわざわざ私に会いに、旦那さんとアヴェイロを訪れてくださいました。じょみーさん達はイギリス在住なのですが、年末ということで旦那さんの実家に滞在されているそうです。車で1時間以上離れている町からお越しいただいたにも関わらず、特におもてなしもせず恐縮でした。

 同じヴルカヌスのプログラムに参加したポルトガル人であるというだけでなく、旦那さんは日本のアニメが大好きということで、同じくアニメ好きな私には会う前から非常に興味がありました。

 旦那さんは日本語が堪能でしたので、3人では日本語で話すことにしました。どうやら日本語はアニメで勉強したようで、日本アニメの影響力の強さに驚かされます。

 さて、すばらしい出会いを無駄にしないように学んだことをいくつか記録しておきます。


 どうやらポルトガル人から見ても、日本の社会は出るくいを打つ社会であり、改善は得意だが、イノベーションを必要とする分野ではアイデアを拾い上げにくい構造があるようだ。

 日本の横並び社会だからこそできる、まわりに自分のアイデアの欠点を指摘してもいながらアイデアを練り上げていくという構造は、ヨーロッパの競争社会では行いにくく、日本の美点ともいえる。

 ヴルカヌスのプログラムは人によって経験するものは大きく異なる。

 日本人はやっぱりまじめできっちりしている。

 日本の大学生が勉強をしないのはやはりショックだったらしい。

 ヨーロッパの女性より日本の女性の方が概してドライかもしれない。

 日本のアニメは偉大だ。

 語学の習得にはやはり彼女(彼氏)が大切なようだ。


 今日、色々と話したことは残りの3ヶ月間を過ごす上での良い参考になりました。旦那さんと引き合わせてくださったじょみーさんには感謝です。

 今日知ったじょみーさんのことについて書くと若干プライベートなことを書くことになるかもしれないのでやめさせてもらいます。

 じょみーさんのブログは面白いのでそちらで人となりを知っていただければ幸いです。

 じょみーさんのブログ ⇒ Second Stage in London(ポルトガル人の旦那とはじめての海外生活)

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2010年1月2日土曜日

年越しと食糧不足


 ついに2010年になりましたね。今年も33Qのブログをよろしくお願いいたします。

 さて、年末はマドリッドに行っていた私ですが、年越しはポルトガルに帰ってきてアヴェイロにいました。リスボンで友人と年越しパーティーの可能性もあったのですが、年末からの咳が長引いていておとなしく一人アヴェイロに帰りました。

 さすがに家にいたのでは寂しすぎるので、町の広場に出かけて見るとブラジル系のバンドが年越しライブをやっていました。年越しの瞬間になると近隣の住人もぞろぞろと集まってきました。

 年越しと同時に花火があがり、シャンパンシャワーなどそれなりに盛り上がっていたのですが、どうも気分は2009年に取り残されています。やっぱりあの「ゴーン、ゴーン」という除夜の鐘の音がないと年が明けた気がしません。毎年お節作りの手伝いをしているのですが、あの作る行為も年末の気分を盛り上げていた気がします。もちろんお節もありませんし。。。失って気づくその大切さとはこのことを言うのですね。

 しかも、ポルトガルの1月1日は日本人よりもみんながちゃんと仕事を休みます。スーパーが開いておらず、しかも年末に旅行に行っていたため冷蔵庫を空にしており、ジャガイモとたまねぎ、それに冷凍庫にあったわずかなお肉ぐらいしかありません。仕方がないので、お昼ごはんは1月1日にもあいているピザハットで食べることにしました。(もう1つの選択肢はマクドナルドだったw)

 ちなみに冷蔵庫が空といっても、私の食糧が空だというだけで、とっくの昔に実家に帰ったり、バカンスに行っているはずのフラットメイトの腐っていそうな食糧は冷蔵庫の中にたくさんありますw

 そんな悲惨気味な年始ですが、1つうれしかったことがあります。それは、年越しに町の広場にいると一人の日本人に会い、その方が私のブログを知っていました。ちょっとしたお年玉的な気分です。

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2010年1月1日金曜日

年末はマドリッド


 年末はマドリッドに遊びに行ってました。たまたまヴルカヌスのほかのメンバーもいたので彼女たちと少しの間だけですが、一緒に過ごすことができました。

 マドリッドではプラド美術館等を訪れたのはもちろん、トレドやセゴビアなどの近郊の町にも観光に行きました。天候はあいにくの雨でしたが、美しいものを多く見れたので満足できました。

 特にトレドは友人と訪れたので楽しかったです。やっぱり旅行は一人でするより複数人でするべきですね。久しぶりに生の関西弁でやりとりをしました。

とれど

 セゴビアは一人で訪ねました。マドリッドからはバスで1時間半と程度かかるのですが、行く価値ありです。セコビア自体が美しい町なのですが、おすすめはお城です。何でもディズニーの「白雪姫」のお城のモデルになったのだとか。

セゴビア

 マドリッドには有名な絵画を所蔵している美術館が多く、美術の教科書にでてきた絵画を見ることができました。絵心のない私もあれだけ絵があればそれなりに楽しめました。

 帰りはマドリッドからリスボンへ向かう夜行列車に乗りました。たまたまダブルブッキングに出会い、なんと座席の切符だったのですが、ベッドで寝ることができました。年末最後のラッキーでした。

 ポルトガル語を習ってよかったと思うのは、スペインを訪れてもぜんぜん困らないことです。なんとなく何を言っているのかわかりますし、いいたいことは伝えられます。普通にそこらへんの大衆食堂を訪れても問題になりません。

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